恵の泉キリスト教会

人を疑うことは、人を殺すことになります。人を信じることは、人を生かすことになります。 私たちがキリストを信じる前に、キリストが私たちを信じて下さいました。 私たちは、何度、キリストを裏切ったことか。それでもキリストは、私たちを、信じる者、赦された者、義とされた者、潔められた者と信じて下さいました。 そのキリストの真実の愛によって、私たちは救われたのです。

罪の根源は、悪いことを「した」ことにあるのではなく、良いことを「しなかった」ことにあります。 「良いこと」とは、神と人 とを愛して生きることです。しかし、そんな説明を聞いても、自分の罪を自覚する人は、一人もいないでしょう。 犯した罪が露見して少しは自分の罪に気づく人があるかもしれませんが、人間という者は、それほど図太く、鈍感なものなのです。 己の罪に気づくまいとする人間のアダム以来の習性は、十字架を正視できないのです。そこに自分の罪の結果があることを、感じるからです。

「わたしについてきなさい」と言われる主は、私のすぐ前を進んでおられます。しかし、主はまた私のことを心配して下さる方です。 私に大変なことが起こった時は、振り向いてご覧になり、力づけて下さいます。主は弱い私を見捨てて前進なさるようなお方ではありません。 私と対話するために、私の現実の時を私と一緒に過ごして下さいます。弱さのため、病気のため、最後には死のためにお従いし得ない私たちですが、 その時にこそ、永遠の主は私たちと共に居て下さるのです。